第6回調理体験教室開催結果

県内の消費者団体に声かけして、木田郡三木町にある香川県立高松圏域健康生きがい

中核施設「サンサン館みき」において和気あいあいのうちに開催されました。

当日はあいにくの雨模様となりましたが、約40名が集まりました。

今年度は酪農家の広野牧場で農場体験講習・研修会や農場体験・交流会を実施したこと

から、とくに農家側から発信する料理情報として「牛乳豆腐」にこだわり、これをベースに

様々な料理を作りました。

今回の講師は、高松市在住の県立農業大学校非常勤講師十川さんで、県下で郷土料理を

中心に教えておられる料理研究家です。

また、農家側からの情報発信ということで、サブ講師に牛乳豆腐作りのアドバイザー、各班

ごとの直接指導者として、畜産農家の全女性で構成する「讃岐畜産女性の会」で積極的に、

活動されている酪農家等の主婦5名の出席を依頼し、ともに料理を作ったり最後の意見交換

交流の時間の情報発信役をお願いしました。

開会あいさつ、畜産協会のスタッフによる最近の県内外の畜産の現況説明や酪農家の仕事、

肉のサンプルを前に牛、豚の部位と特徴等の勉強の後、班に分かれて加工調理に移りました。

まず、市販の牛乳を使って牛乳豆腐を作り、これをベースに「牛乳豆腐のチリソース和え」「牛乳

豆腐の白和え」「牛乳豆腐のベーコン巻き」やベーコン、牛乳を使った「ポテトスープ」さらには「ベ

ーコンの簡易燻製」など多くのメニューに挑戦しました。

約1時間半のチャレンジでしたが、参加者全員がテーブルを囲み、揃って試食できました。

牛乳豆腐を利用しましたが、「牛乳が苦手」と言っていた人も「これなら」とおいしそうに食べてい

ました。

また、最後の意見交換交流の時間には、サブ講師の酪農家等の主婦や協会スタッフなども加

わって、いろいろな情報交換ができました。

酪農家側からは、「一日の仕事」「牛乳生産についての思い」「昨年来の飼料価格高騰に伴う危

機感」「牛を育てることの楽しさ」などを紹介、消費者側からは「国内産、県内産の畜産物、農産物

のありがたさが分った」「早速家で作ってみる」「次の集まりで作って教えてあげる」「子や孫を連れ

て農場に行ってみたい」などの反応のほか、食物の自給率の低さに今更のように関心が集まり、

「国内の農業をしっかり支えなければならない」などの強い意見がありました。

今後、積極的にいろいろな機会を捉え、作って一般消費者と畜産農家のふれあいを進めていこ

うと思います。有意義な一日でした。

 

畜産の情勢や牛・豚について等の研修中

料理講習会の様子

今回のチャレンジ料理

意見交換交流の様子

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